若者の間で大人気の激安ECサイトのSHEIN(シーイン)ですが、トコジラミ問題や有害物質が検出されたことでも話題となっています。
この記事では、SHEINの商品に含まれていた有害物質の情報と、買わない方がいい商品について解説していきます。
では、見ていきましょう!
SHEINの商品から発見された有害物質がやばい
ソウル市が行った2024年4月からの2ヶ月間にわたる海外直輸入商品の安全性検査は、消費者保護の観点から非常に重要な意義を持っています。この検査で明らかになったSHEINの商品の有害物質の検出結果は、消費者が安心して商品を利用できるかどうかに直結するため、社会的な議論を呼んでいます。
40製品中の約43%が安全基準値を超える有害物質を含んでいたという事実は、製品の品質管理に大きな課題を投げかけています。フタル酸系可塑剤や重金属、ホルムアルデヒドなどの有害物質は、短期的な使用では目立った影響が現れない場合もありますが、長期間にわたる接触や摂取により、健康被害を引き起こすリスクがあることが知られています。特に、子供や妊婦、高齢者などはその影響が深刻であり、積極的な対策が求められています。
フタル酸系可塑剤は、柔軟剤やプラスチック製品に広く使用されていますが、その一方で内分泌かく乱や生殖機能に影響を与える可能性が指摘されています。また、重金属の中でも特に鉛やカドミウムは神経毒性や発がん性があるため、極力身体への暴露を避ける必要があります。
この問題に対する取り組みとして、企業側は製品の安全性を確保するための品質管理や原材料の選定に注力する必要があります。消費者も自身の健康を守るために、製品の成分表や安全基準を確認し、信頼できる情報源からの購入を心がけることが重要です。そして、政府や規制機関も積極的な監視体制の強化や情報提供を行うことで、安全な消費環境の構築に貢献する必要があります。
過去にはシーインの商品から鉛が検出されたことも
トロント大学のダイアモンド教授による調査で明らかになったことによれば、Sheinから購入された幼児用ジャケットには、カナダ保健省の基準を大幅に超える20倍以上の鉛が含まれていました。さらに、同じく赤い財布からも5倍以上の鉛が検出されたとのことです。これは、鉛が脳や心臓、腎臓、生殖器に悪影響を及ぼす可能性があるため、特に子供や妊娠中の人々が影響を受けやすいとされています。
これだけでなく、SheinだけでなくZafulやAliExpressからも高レベルの化学物質を含む衣類が見つかったとのことです。こうした報告から、消費者の間でSheinを含むオンラインショッピングプラットフォームに対する不安が広がっています。この問題に対してSheinは、該当商品を販売停止し、サプライヤーとの契約を解除するなどの対策を講じました。
一方で、洗濯をすることで有害物質が洗い流される可能性があることも指摘されています。ただし、十分な対策を講じずに洗濯を行うことは危険であり、消費者には注意が必要です。鉛などの有害物質は環境への影響も懸念されるため、商品の選択や使用には十分な検討が必要です。
こうした事実を踏まえて、消費者は製品の安全性についてより注意深く調査し、信頼できるブランドやメーカーからの購入を検討することが重要です。また、政府や規制当局による厳格な監視や検査体制の強化が求められています。
SHEINで有害物質のある商品を避けるには「買わない方がいいかも」
報道では、「シーインのバッグや靴、ベルトなどの子ども用革製品からフタル酸系可塑剤やホルムアルデヒドなどの有害物質が検出されました。」と記載されていました。有害物質が含まれている可能性が高い商品と、そのほかにも購入前するにあたって注意した方がいい商品をピックアップしていきます。
フタル酸系可塑剤やホルムアルデヒドが含まれている可能性が高い商品
フタル酸系可塑剤やホルムアルデヒドなどの有害物質が含まれていそうな具体的な商品や製品カテゴリーで言えば、次のようなものが挙げられます。
- フタル酸系可塑剤を含む商品
- PVC製のビニールフロアタイルや壁紙
- PVC製のおもちゃやプール用品
- ポリエチレンテレフタラート(PET)製の飲料ボトルや食品容器
- ホルムアルデヒドを含む商品
- 家具や建具(特に合板やプレス板)
- カーペットやラグ
- 塗料や接着剤、シーリング材
- 衣類や寝具(一部の繊維処理剤に含まれることがある)
これらの商品は、市場に流通しているものの中にはフタル酸系可塑剤やホルムアルデヒドが含まれているものがあります。ただし、最近では健康や環境への影響を考慮し、これらの化学物質を使用しない製品も増えてきています。購入する際には製品のラベルや説明書、製造元の情報を確認すると良いでしょう。
購入前に注意した方が良い商品
SHEINで下記で紹介する商品は、有害物質が含まれている可能性が高いので注意が必要です。
塗料や塗装された商品:ペイントやコーティングが施された商品には、揮発性有機化合物(VOC)や有害な塗料成分が含まれている場合があります。特に安価な家具やおもちゃなどは注意が必要です。
プラスチック製品:特に柔らかいプラスチック製品にはフタル酸系可塑剤が含まれていることがあります。おもちゃや食器など、口に入れる可能性のあるものは特にチェックが必要です。
衣類や寝具:柔軟剤や防臭剤、防水加工などに使われる化学物質が含まれていることがあります。オーガニックコットンや天然素材を使用したものを選ぶと安心です。
電子機器:子供向けのゲーム機やおもちゃ、スマートフォンなどは、電磁波や放射線の影響が懸念されることがあります。安全基準を満たしているかを確認しましょう。
SHEINは安くていい商品が多いですが、その反面で人体に影響を及ぼす有害物質含む商品があるので、慎重に商品を選んでいきましょう。
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